“保険”はもしもの時の備えとして広く活用されています。しかし、現代人は100歳を生きると言われており備えるだけでは不足があるように感じます。昨今の健康意識の高まりにより、そのニーズは「長く健康に暮らしたい。」という段階にあると言えるでしょう。一般社団法人シェアリングエコノミー協会と住友生命保険相互会社は2019年4月19日、シェアワーカーに向け、スポーツジム会費の割引などの特典がついた保険、住友生命「Vitality(バイタリティ)」のお手頃プラン「シェアリングネイバーズ会員お手頃プラン」を共同企画し、販売を開始したことを公表しました。
バイタリティは、保険の概念に「健康増進」に取り組みリスクを減らすという価値観をプラスした新しいタイプの健康増進型保険です。その目的は運動へのモチベーションを高めることにより「リスクそのものを減少させる」というもので、加入後毎年の健康診断や日々の運動等、継続的な健康増進活動を評価し、保険料が変動する仕組みです。
この、“継続的な健康増進活動”を後押しするべく、加入者にはフィットネスジム、体組成計、ウェアラブルデバイス、スポーツ用品、ヘルシーフードの割引と血液検査の割引または無料診断が特典として提供されます。
評価は積み重ねたポイントがステータスとして反映されるもので、例えば64歳以下の場合、ウェアラブルデバイスやスマートフォンで指定されたアプリを活用して歩数をカウントし、 1日 8,000歩以上であれば20pt、 10,000歩以上で 40pt、12,000歩以上で 60ptが加算されます。ステータスに応じて保険料が変動し、さらに宿泊費の割引や提携企業による各種割引を受けることが可能です。
一般的な保険と比較した場合、 1年目の割引率は 15%となり、 2年目以降は健康増進への取組みに応じて変動し、最大で 30%もの割引率になります(割引率上限30%〜割増率上限10%)。日々の努力や小まめな検診を保険料の割引につなげることで、健康へのモチベーションを上げていく狙いです。
シェアリングエコノミーとは、民泊やシェアカー等に代表される、インターネットを介して個人と個人の間で使っていないモノ・場所・技能などを貸し借りするサービスです。一般的に個人で行う働き方であり副業としての一面も強い中、シェアリングエコノミー協会では、同社サービス「SHARING BENEFIT(シェアリング ベネフィット)」にて福利厚生サービスを提供しており、バイタリティもその中で新サービスとして提供されています。
ストイックにジム通いを続けている方、ランニングや歩行数の維持が日課になっている方にはお得な保険ですね。これまで無関心だったとしても、保険が安くなるなら「ガン検診行こうかな」など、健康意識にもちょっと影響が出そうです。
健康は日々の積み重ね。自分の健康を守ることができるのは自分だけです。分かってはいてもトレーニングをサボってしまったり自堕落になってしまったりしがちです。しかし、健康意識を高く保つことで得をするとなれば、話は変わってきます。日々のトレーニングもチャレンジする甲斐があるというものです。 1日の過ごし方に新しい価値が生まれそうですね。
参照:
シェアワーカーに様々な健康特典を提供できる“住友生命「Vitality」”の会員向けお手頃プランを共同企画
SHARING BENEFIT
シェアワーカーの健康を支える新しい保険プラン シェアワーカーに様々な健康特典を提供できる“住友生命「Vitality」”の会員向けお手頃プランを共同企画