健康のために、ダイエットや血糖値対策をするために食事に気をつけいる人に大切なGL値という数値をご紹介します。

A.まずはGI値を知ろう！

B. 本題のGL値とは！？

C.食品別のGI値まとめ

A. まずはGI値を知ろう！

GI値とはその食品が血糖値を上げるスピードを数値化した指標です。GI値が高い食品を摂取すると血糖値が急上昇し、その血糖値を下げるために、インスリンが働きます。高GI食品を過剰摂取し続けた場合のリスクについて簡単にまとめてみます…

①各臓器や筋肉などに使用されるブドウ糖を届ける。
②それらで使い切れなかったブドウ糖を、脂肪組織で脂肪として蓄えられる。(肥満化)
③やがて肥大した脂肪組織は、インスリンの働きを効きにくくする(インスリン抵抗性)
④インスリン抵抗性状態になると、血糖値が高い状態になり、次第に糖尿病へ…

ですが 、血糖値を上げるスピードが早くても、含まれる糖質量が少なければ、それほど大きな問題にはなりませんし、逆に血糖値を緩やかに上げてくれても、糖質量が多ければ余った血糖は脂肪として蓄えられてしまいます。

そこで大切になってくるのが、GL値です。

B.本題のGL値とは！？

GL値とは、食品100g中に含まれる糖質量にGI値を掛けて、100で割った数値がGL値です。

例えば、スイカの場合・・・
9g[糖質量/100g中] ×72[GI値]÷100＝約6[GL値]
となります。GI値は72と高GI食品ですが。糖質量が非常に低い為、GL値は低い食品だということです。

欧米ではすでにGL値が主流となりつつあります。ダイエットや、血糖値対策を行っている方は、GI値ではなく、摂取する糖質量も考慮されたGL値に注意してみることをオススメします。

C. 食品別のGL値まとめ

米、パン、麺類

精白米・・・GL値28
玄米ごはん・・・22
おかゆ(精白米)・・・14
赤飯・・・32
もち・・・41
そば(ゆで)・・・14
うどん(ゆで)・・・13
インスタントラーメン・・・47
食パン・・・39

飲み物

牛乳・・・2
野菜ジュース・・・2
コーラ・・・16
オレンジジュース・・・10

肉、卵、魚

牛肉サーロイン・・・0
牛バラ・・・0
牛ヒレ・・・0
豚バラ・・・0
豚ロース・・・0
鶏ムネ・・・0
鶏モモ・・・0
卵・・・0
マグロ・・・0
あじ・・・0
さば・・・0
いくら・・・0
うに・・・2

野菜、イモ類

キャベツ・・・1
たまねぎ・・・2
トマト・・・1
ピーマン・・・1
だいこん・・・1
干し切りだいこん・・・35
かぼちゃ・・・13
れんこん・・・4
にんにく・・・10
じゃがいも・・・32
マッシュポテト・・・10
ポテトフライ・・・19
さつまいも・・13
里芋・・・5
タピオカ・・・62

GL値はあくまでも「糖質」に対する値ですので、たんぱく質や脂質などの要素は含まれておりません。また、ジャム、はちみつ、ソースなどにより栄養素は変化しますので、その点も注意が必要です。