世界初のゴーグルレスVR技術がパーソナルトレーニングを変えようとしています。ゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を使わないバーチャルトレーニングサービス「vFit(ブイフィット)」の販売代理業務を請け負うエヌエスティ・グローバリスト株式会社が全国のフィットネスクラブ・トレーニング施設等へ向けて提供・販売を開始することを2019年7月4日付けで公表しました。
vFitはトレーニングマシンをこの字型の表示装置前に設置し、利用者の視野全体に映像を映し出すことで仮想の世界に入り込みながらのトレーニングを体験できるサービスです。第一弾としてフィットネスバイクとトレッドミル(ランニングマシン)に対応しています。バイクの場合はペダルの回転を、ランニングマシンの場合は走るスピードに合わせて映像が流れる仕組みで、実際にその場所で走っているような体験が味わえます。
東急スポーツオアシス上大岡店では2019年7月1日の開業当初からvFitを導入しています。お一人様専用のトレーニング空間「個ジム」の基礎システムとして利用され、通常のvFitコンテンツに加え、東急スポーツオアシスが提供しているコンテンツ「WEBGYM」「WEBGYM LIVE」にも対応するなど、柔軟性の高さが伺えます。
オリジナルのコンテンツとしては、バーチャルトレーナーと一緒に継続的なトレーニングが行える圧倒的没頭感の「ゲームコンテンツ」や、国内外の大自然や街並みを撮影した実写360°映像を提供する「実写コンテンツ」、レズミルズ(本社:ニュージーランド)のバーチャルプログラム「THE TRIP」などがあり、秋からはこれに新たなコンテンツが加わる見込みです。
ご近所のフィットネスクラブに居ながら世界を走れる。そんな未来的な話が現実になりつつあります。多様なコンテンツが登場すれば飽きることなく楽しめますし、中にはVRの世界にハマって何度でも通いたくなる人が出るかもしれません。VR技術がどのように進化し、フィットネスにどのような影響を与えていくのか、今後の展開が楽しみですね!