もっと早く知りたかった…!長い正月休みも明けて、だらけた分を取り戻すべくダイエットに勤しんでいる方に警告です。正月明けのダイエットで腸内環境に悪循環が発生する危険性があるそうです。人体の腸内細菌叢(そう)をDNA解析するサービス「Mykinso」を提供するサイキンソーが正月明けダイエットに関するレポート「年明けの不腸」を公開しました。
人気ダイエットが腸に負担をかける
ただでさえ、暴飲暴食や寝正月で腸内環境が悪いのにダイエットで更なる負担をかけてしまうことがあるそうです。
食べる量が少なくなれば胃や腸の負担も軽減するものと思っていましたが、実はその逆で、極端なダイエットは腸内環境を悪化させてしまうのです。
例えば炭水化物抜きダイエットでは食物繊維が不足しがちになる為、悪玉菌が優勢となってしまいます。
また、たんぱく質をたくさん摂ることが筋肉や美容、健康にも良いとされていますが、腸内環境が悪い状況下では悪玉菌に餌をせっせと与えるも同じだったりします…。
腸内には人間の免疫の内、約70%が存在します。腸内の環境が悪化することで、腸内細菌の多様性が減少し、腸内細菌叢(そう)のバランスが崩れてしまいます。
ダイエット的に悪手なだけではなく、免疫力も低下してしまうのです。
いつもの食事に水溶性食物繊維を1品プラス
解消方法は意外にも簡単!腸内細菌の餌となる水溶性食物繊維を積極的に摂れば良いんです。サイキンソーによると
“水溶性食物繊維を摂取することで、酪酸や酢酸などの短鎖脂肪酸を産生し、それらが内臓脂肪の蓄積を抑制したり、溜まっている内臓脂肪の燃焼を促進させることが示唆されています。”
https://www.atpress.ne.jp/news/203253
具体的に何を食べればいいの?
水溶性食物繊維は水に溶ける食物繊維で、海藻、果物、芋類、豆類、野菜などに多く含まれます。便を柔らかくしたい方や、便秘と下痢を繰り返す方には特に効果的。
水溶性食物繊維含有量目安 食品100g当たり
・納豆 :2.3g /(ひきわり) 2g
・大麦 :6g
・エシャロット:9g
・切り干し大根:3.6
・ごぼう :2.3
・干ししいたけ:3
・干しプルーン:3.4
・きんかん :2.3
因みに、不溶性食物繊維には腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を助ける働きがあり、干し柿やリンゴ、大豆やあずきなどに多く含まれます。便の回数が少ない方やお腹があまり動かない方は不溶性食物繊維が不足している可能性があります。
どちらも摂りたい方は、いずれの含有量も多い切干大根やゴボウがオススメです。
年明けからイライラしてない?
この時期に免疫力が低下するのも恐ろしいのですが、年が明けてからの憂鬱な気分や無気力、イライラまでも腸内環境が影響を与えている可能性があります。やる気を増進させる「ドーパミン」や喜びを感じる「セロトニン」などの神経伝達物質も、腸内細菌叢のバランスが乱れるとうまく分泌されなくなってしまうのです。
特にセロトニンは、前駆体の約90%が腸内にあります。脳へと送られてセロトニンへと変化する訳ですが、腸内細菌叢のバランスが乱れれば脳へと送る前駆体も不足するようになってしまいます。セロトニン不足からのストレスにより憂鬱な気分、無気力、イライラしやすくなるのです。
お正月明けに太る…もしくは太る習慣が身についてしまうのはよくあることです。更に体調を崩し易かったり、気分が落ち込むことも案外多いようい感じます。思い当たる方は、まず腸活からスタートしてみては如何でしょうか。
株式会社サイキンソー
会社設立 : 2014年11月19日
事業内容 : 人体の腸内細菌叢をDNA解析・評価してセルフケアに貢献するサービス提供
所在地 : 東京都渋谷区代々木1-36-1 オダカビル2階
代表取締役: 沢井 悠(さわい ゆう)
共同研究先: 理化学研究所、大阪大学微生物病研究所
URL : https://cykinso.co.jp/