インターネットプロバイダのBIGLOBEが、20代から60代の男女1,000人を対象に実施した「ダイエットに関する意識調査」の結果発表第一弾の内容はかなりユニークなものとなりました。どうユニークなのかというと「20代はどうかしちゃったの?」と心配になる内容です。
あなた自身が太ったと感じるとき
全年齢の回答としては「鏡を見たとき」が66.8%で最多。「体重計に乗ったとき」(60.1%)、「身体が重いと感じたとき」(50.8%)、「服のサイズが合わなくなったとき」(47.4%)と続いたのですが、20代女性だけ「やせている人と並んだとき」が圧倒的に多かったのです。
知人・友人がやせたときに感じること
全年齢の回答としては「羨ましい」が52.5%で最多。「尊敬する」(27.7%)、「参考にしたい」(22.9%)と続いたのですが、20代男性だけ「気合が入る」(26%)、「腹立たしい」(12%)が全体平均を大きく上回っています。よく見ると20代女性の「焦る」も全体にくらべて多いようです。
20代は体型に敏感です。そのため身近な人の体型の変化にも敏感で、極端な結果が出てしまうのはある意味当然のことなのかもしれません。しかし、人は自分と他者を比べる時、どういう訳か“最も優れた他者”と比較しがちです。例えば知り合いの中で最も脚が綺麗な人と自分の脚を比べる、はたまた最もウエストの細い人と自分のウエストを比べるなどです。
全てのパーツにおいて“最も優れた他者”を越えることはできません。比較することでモチベーションを高めるのは結構ですが、思い悩んだり、極端なボディメイクに走ったり、怒りを覚えるなど誤った方向へ向いてしまわないように注意する必要があります。
20代を特に取り上げましたが、実はこの極端さは全年齢を通して存在しているようで、調査によると「あなた自身が太ったと感じる体重変化」で最も多かったのは「2.0kg程度」(25.9%)という結果に…。ダイエットで2.0kg痩せても「私、痩せた!やったー!」と感じる人は少ないでしょう。でも2.0kg増えて太ったと感じる層が3割近くも存在しているのです。意識が高いのは悪いことではありません。ダイエットをする上で、あまり過敏にならないように気をつけたいところですね。