ダイエット 2019.09.21

コンビニ使いのダイエット活用術

お気づきでしょうか?最近、コンビニでの並び方に変化があったことに。以前は各レジに並ぶのが主流でしたが、現在では、混雑時に商品棚の間に一列で並び、空いたレジで会計する方法が普及しています。平日の朝やランチ時のコンビニ行列に参加した経験がある方は多いことでしょう。中には3食コンビニで済ませている方もいるんじゃないでしょうか。

2018年度の農林水産省の調査によると、コンビニエンスストアを普段の食料品の購入先として、週1回以上使用すると回答した人の割合は43.1%でした。これは、スーパーマーケット(96.5%)に次いで2番目に多い結果です。これを受け、厚生労働省が提案した「コンビニエンスストアの活用」がダイエットにもかなり効きそうなので紹介します。

ダイエット要注意!コンビニ食の選び方

・食欲や好みにまかせない

注意すること
お弁当や惣菜の中には濃い料理や脂質を多く含んでいるものもあります。好みで選ぶとエネルギーや脂質、食塩摂取量が過剰になってしまうこともあるので要注意です。

解決方法
脂質が多い唐揚げ・フライ・天ぷらなどの入った弁当が毎日続かないようにすること、添え付けの醤油やソースなどは料理の味を確認してから使用するのがコツなのだとか。食事内容が定番化している方って案外多いものです。給食みたいに毎日違うメニューを選ぶことで、様々な品目を口にする機会を増やしていきましょう。

・〇〇弁当、麺類など単品メニューに気をつける

注意すること
唐揚げ弁当や焼肉弁当、丼物、うどんやパスタ…コンビニには魅力的な単品メニューが沢山!中にはカロリーや糖質、野菜摂取量に気をつけた単品メニューもありますが、単品なので、栄養面でどうしても偏りが出てしまいます。偏った食事は健康面での悪影響ばかりか、ダイエットにおいても停滞期を引き起こすトリガーになってしまいます。

解決方法
主食・主菜・副菜をそろえましょう。厚生労働省のお勧めは「おにぎり(主食)」+「焼き魚(主菜)」+「お浸し(副菜)」です。この機会にサラダチキンやサラダフィッシュ、漬物やスティック野菜など、人気の食品を試してみるのも楽しいですね。

お値段が気になる…

ここで気になるのがお値段です。おにぎり+サラダフィッシュ+サラダを購入したとして、お会計は600円前後。特に、「お弁当を作る時間がないから節約のつもりでコンビニにしてるのに…」という方には痛い出費です。

そんな方にお勧めなのが「1品弁当」です。例えば、おにぎりだけ作る。夕飯時におかずやスープを多めにつくって、翌朝のランチのおかずにするなど1品だけお弁当として持参することで節約が可能です。本末転倒のように思えるかも知れませんが、1品だけであれば荷物にもなりませんし、お弁当を作りに比べて時間も費用も短縮できます。

意外な落とし穴

年中無休で24時間営業の多いコンビニでは、小規模な店舗であっても食料品や日用品を中心に2000~3000種類もの商品が扱われています。厚生労働省はコンビニの利点として1)食べたいものを必要な分だけ少量ずつでも購入できる、2)食事の準備や片付けの手間がかからず家事の負担を軽減できる、3)営業時間帯を気にせず24時間いつでも購入できる、の3点を挙げています。しかし、一方で欠点として、1)食事の時間帯が一定しない人もいる、2)深夜に高エネルギーの食事を喫食してしまう、などを挙げ、健康管理上の問題につながりやすい一面があるとしています。

健康的で栄養バランスのとれた食品を選ぶことも大切ですが、食事の時間を規則的に保つことも同じくらい大切です。是非皆さんも注意してみてくださいね。

厚生労働省┃e-ヘルスネット コンビニエンスストアの活用 相模女子大学 栄養科学部 准教授 縄田 敬子 

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