ディングス株式会社(以下:サッポロHD)です。日本の女性の7割以上がむくみを経験し、3人に2人以上がむくみに悩まされているそうです。あんまりにも、むくみっぱなしだと、コレが通常とばかりに気にしなくなってしまいますが、循環が滞りがちな証拠なので、この状態でトレーニングをしても効果が出にくくなってしまいます。
レモンポリフェノールでむくみが軽減すると証明!
2019年09月の検証実験で使用されたのは、レモンのポリフェノールのひとつである「レモン由来酵素処理ヘスペリジン」です。顔のむくみが気になる日本人成人男女88名を半分に分け、片方には「レモン由来酵素処理ヘスペリジン」を含む試験食品(タブレット)を、もう片方には見た目も味も同じだけど「レモン由来酵素処理ヘスペリジン」を含まないタブレットを1日2回、2週間摂取してもらいました。
その結果、「レモン由来酵素処理ヘスペリジン」を含むタブレットを摂取したグループは、含まないグループに比べて一時的に自覚する顔のむくみや、夕方の下腿のむくみが解消されたことを確認したとのこと。下腿は、膝からくるぶしまでの部分のことで下腿体積測定器で計測し、ふくらはぎはメジャーで測定したそうです。
レモン由来酵素処理ヘスペリジンってなに?
酵素処理ヘスペリジン自体は様々な柑橘類の果皮、果汁、種子に含まれています。抗アレルギー、血圧降下、血中コレステロール値改善、中性脂肪低下、血管強化などの作用を持つ物質で、今回の検証で「むくみ軽減」も追加された形です。
長期摂取なら老化度抑制にもなる!
なんと、レモンポリフェノールの老化度抑制効果を、サッポロHDは、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、名古屋大学 鍋島俊隆名誉教授と研究し、2017年3月に「老化促進モデルマウスの老化を抑制することを確認した」と公表しています。
実験では“0.1% 濃度のレモンポリフェノールを摂取する老化促進マウス”“水を摂取する老化促進マウス”“水を摂取する正常に老化したマウス”で比較されました。
老化の測り方は、眼周辺病変の評価、体重、摂水、摂餌量、老化度(外観老化度)、行動量(10分間移動距離)の測定値です。加えて、19週齢及び70週齢の便については腸内フローラ解析が行われました。
実験の結果、摂水量、体重、摂餌量の大きな差は認められませんでしたが、眼周辺の病変では、レモンポリフェノール摂取マウスの老化度が優位に低いものとなりました。また、66週齢で行動量が高く、腸内フローラの解析では、加齢に伴い増加していたLactobacillus属がレモンポリフェノール摂取マウスでは増加が抑制されていることが確認できました。
人間に置き換えると、食べる量については変わらないけど、周りの同年代の体力が落ちるタイミングでも元気だったり、行動力がずば抜けていたり、お腹の調子が悪くなりにくかったりするといったところでしょうか。
▲黄色がレモンポリフェノール摂取の老化促進マウス、
青が水摂取の老化促進マウス、
点線が通常老化マウスです。
レモンポリフェノール摂取マウスは、徐々に緩やかに動きが鈍くなっているのが分かります。「老化しない」程の効果はありませんが、1日でも長く自分の足で歩める効果が期待できそうです。人生100年時代には欠かせない成分になりそうですね。
レモン由来の機能素材で顔のむくみ軽減効果を実証
サッポロホールディングス株式会社┃レモン由来の機能素材で顔のむくみ軽減効果を実証
サッポロホールディングス株式会社┃レモンポリフェノール長期摂取による老化度抑制を確認