低糖質、高タンパクで大人気のサラダチキン。「このウェーブに乗っかれ」とばかりに新商品のリリース合戦は加熱しています。ただのチキンだけじゃない、お肉だけじゃない、様々な形への派生で誰もが手に取りやすい商品へと日々進化しています。
サラダチキンのような、風味を損なわずに長期保存できるお惣菜を“ロングライフ惣菜”と呼ぶのですが、その中でもサラダチキン市場17年度は前年比7.3%増の1,187億円、18年度予測は同6.1%増の1,259億円と今後も成長し続けることが予想されています。ちょっと見ない間に新しい味が!なんてことにならないように新商品、注目商品をチェックしていきましょう。
■新商品、注目商品目白押し
サラダチキンシェアでナショナルブランドトップの伊藤ハムからは、サラダチキンをソーセージにした「サラダチキンビッツ」をニューリリース。ミニサイズのソーセージで生でも食べられます。
また、コンビニでは定番化しているタンドリーチキン風味も登場しました。
最近じわじわきているのが「生節」です。物産展なんかでは様々な種類を見かけますが、フィットネス目的で気軽に購入できる商品として注目されるのは吉永鰹節店の「超鰹力」です。ジューシーなサラダチキンとは異なり、生かつお節を使用なのでダイエッターに嬉しい咀嚼回数増加型。噛むごとに旨味成分が口いっぱいに広がります。
http://www.tosano-katsuoya.co.jp/SHOP/na22.html
ファミリーマートのサラダチキンシリーズ累計売上1位の「サラダチキンバー」からは、パーソナルジム大手RIZAPとのコラボ商品“ファミマでライザップ サラダチキンバー ブラックペッパー”が新たに販売されました。毎日食べられる飽きの来ない味付けがライザップらしいですね。
自炊大前提の方の嬉しい商品として販売されたのは天塩の“天塩サラダチキンの素 ハーブミックス”と、サバが入った“天塩サラダフィッシュの素 チーズ味”の2商品です。 サラダは勿論、調理では素材の旨味を引き立て、奥行きのある味わいに仕上げてくれます。
チキンから魚にチェンジしたいと考えている方にお勧めなのは、一正蒲鉾の“サラダフィッシュ(プレーン・バジル)”です。何が違うかというと、チキンを意識した蒲鉾(かまぼこ)であることです。カニカマをつくっているだけあって、食感への強いこだわりを感じます。かまぼこなだけに、煮ても良し、焼いても良しな変幻自在。
■コンビニがシェア独占中!
現在、サラダチキンシェアナンバー1は、このブームの生みの親「セブンイレブン」です。セブンイレブンは、サラダチキン市場全体の43.0%にあたる406.5億円を売り上げています。販売されている商品は、プレーン味、シトラスレモン味やタンドリーチキン味等の味違い商品の他、スティック状のサラダチキンバー、サラダにそのままONできるほぐしサラダチキン等9種類です。更に、サーモン、さば、まぐろの“サラダフィッシュ”も販売されています。
続くシェア2位は、ファミリーマートで15.3%の144.5億円。淡路島藻塩味やタンドリーチキン、ハーブ味等のオーソドックスなものから、炙り明太子味、カラムーチョ味等の個性的な味付けにも挑戦しています。
3位はローソンで13.9%の131.5億円と、ファミリーマートと僅差。商品はミニサイズも販売されているのが特徴的で、味もオーソドックスなプレーンやハーブ等の他、パクチー味や梅しそ味等、幅広く受け入れやすい味の展開で上記2社を追い上げています。また、ローソンのサラダフィッシュには、天然すけそうだらが使用されているという個性派です。
いつの間にか始まっていたサラダチキン戦国時代。年々伸び続ける市場には、今よりも多くの新たな企画、新たな食品が加わることが予想されます。よりヘルシーで美味しいを目指す市場に今後も大注目ですね!
参照:
「サラダチキン タンドリー風味」を新発売
化学調味料無添加にこだわったシーズニングシリーズ2種 新発売
おいしさと糖質量にこだわったファミリーマート×RIZAPコラボ シリーズ累計売上No.1の“サラダチキンバー”から新商品 「サラダチキンバー ブラックペッパー」など7種類を続々発売!
チキンじゃない?サラダにほぐしておいしい「サラダフィッシュ(プレーン・バジル)」を平成30年3月1日にリニューアルし、全国で発売します。
サラダチキンのシェアはセブン-イレブンが1位に 市場拡大に期待