夏は薄着になるし、水着だって着たい!痩せる意思を固めやすい季節であることは確かです。
資生堂の脳腸相関LABO.が30~40代の働く女性568名を対象に行ったアンケートによると「あなたが最も痩せやすいと思う季節を選んでください」という問に対して、約半数の方が「夏」と回答。さらに、「夏は代謝がアップする季節なのでぜひダイエットしたいと思う」に対し「かなりそう思う」、「そう思う」と回答した割合が全体の56%を占めたことが分かりました。
どうやら、夏は「代謝がUPして痩せやすい、ダイエットの季節」だと感じている方が多いようです。
脳腸相関LABO.は逆に夏のダイエットについて懸念を示しています。ポイントは脳と腸の相関関係です。「緊張するとお腹が痛くなる…」といった例に代表されるように、「腸と脳は血管や神経を介して繋がっていて、互いに影響し合う」という、脳腸相関はダイエットの分野でも注目されています。
脳腸ダイエットの視点で見てみると夏のダイエットには「冷たい飲み物をたくさん飲んでしまう」、「湯船につからずシャワーで済ませがちになる」、「冷やしすぎ、暑さを我慢しすぎなど体温調節が難しい」という3つのリスクが存在します。
ダイエットエキスパートの和田 清香(わだ きよか)さんによる「脳腸ダイエット」的な対象方法は以下の通りです。
冷たい飲み物を飲みたい!
→冷たい飲み物はそれだけで飲まない
腸を冷やさないことが夏痩せの秘訣。冷たいものが欲しくなっても温かいものとセットで飲めばOK。
お風呂はシャワーで済ませたい!
→暑くても必ず湯船につかろう。
湯船につかることで副交感神経が優位になり、脳や自律神経が整うので脳腸双方からダイエットしやすいコンディションに整えることができます。
室温が暑すぎか寒すぎる!
→冷房は27度に設定
部屋を冷房でキンキンには冷やさないようにしましょう。しかし、暑すぎても不快感がストレスにつながり脳腸いずれにもいい影響を与えません。
「快適な空間」だけれど「腸を冷やさない」というポイントを押さえることを意識しましょう。
腸は、脳内で行き交う神経伝達物質の生産工場でもあるといえます。腸が不調だとイライラ感情が高まったり、ストレス障害、うつ、睡眠障害などの原因になったりすることが知られています。お腹の健康を気使うことで、ストレスを貯めない習慣的なダイエットが身につくかもしれません