ダイエット体質改善 2019.09.06

【ボディメイクを成功させる為の考え方】体重を減らすことは手段、目的は痩せてどうなりたいか!

季節柄ダイエットを決意される方は多いのではないでしょうか。決意されてからまず初めに行ってもらいたいことは【いつまでに痩せて何がしたいのか】を明確にすることです。

Plan・・・目的/目標
Do・・・手段を実行する
Check・・・スリーサイズチェック/体素計/鏡でセルフチェック
Action・・・トレーナーなどに相談し改善 /第三者の意見

体重を減らすことが目的ではない

例えば、【夏までにあの水着が着たい・あの洋服が似合うようになりたい・モデルのような体型になりたい!】と思ったとするとこれが【目的】で、その為の「目標」が「体重を減らすこと」です。また、その「目標」を達成するために(なにをするのか)が(手段)です。

極端なことを言えば、「体重は減った」けど【水着や服は入らない、モデルのようにスレンダーになれなかった】場合、これは【目的】を達成できていないので失敗といえると思います。

逆に、「体重は変わらない」けど【水着や服が似合うようになった、モデルのようにスレンダーになった】場合、「目標」は達成しなくても、【目的】が達成できるものだったので「目標」と(手段)を修正した、ということになると思います。

【目的】と「目標」と(手段)を用いて、体の中の何を減らして、何を増やすのかを詳しく掘り下げて考えてみることが大切です。

下記は簡単な構成要素です。体重50kgと仮定し平均的な構成要素割合です。

水分・・・約50~60%
→25~30kg

タンパク質・・・約15~20%
→7.5~10kg

脂肪・・・約15~25%
→7.5~12.5kg

ミネラル・・・約4%
→2kg

核酸・・・約2~7%
→1~3.5kg

糖質・・・約2~3%
→1~1.5kg

※パーセンテージが合計100%を超えるのは、人によって割合が変わるため。

極端な糖質抜きダイエットはオススメしません

栄養指導のもと行うのであればメリットが多い糖質抜きダイエットですが、ボディメイクをしたい人に対してはオススメできません。

なぜなら、食事から糖質を得られないので、肝臓に備蓄されたのグリコーゲン(糖原)消費が進み、グリコーゲンを蓄えるのに必要な水分も減ります。

つまり、初めてすぐに体重が落ちるのは、備蓄していたグリコーゲンの減少と水分が抜けただけです。グリコーゲンと水分が本当に減らしたかったものでしょうか?

グリコーゲンが尽きれば、次に体がエネルギーとして手を出すのは、脂肪とタンパク質です。脂肪が減ることは狙い通りですが、タンパク質が消費されることは体のエンジンが小さくなることと同じで消費エネルギー量が減ることにより、太りやすい体になってしまいます。

間違った知識により糖質抜きダイエットをしてしまうと、狙ったことと反対の作用となってしまうこともありますので、注意が必要です。

一日の食事を4~6食に分散させ、栄養バランスのとれた少量の食事をこまめに取り、一日の摂取カロリーの総量を減らす食事制限をしつつ、適度な運動をし消費カロリーを増やしながら必要な筋肉をつけていく方が理想の体を手に入れる方法としては効果的です。

余分な物は減らす!足りないものは増やす!

ボディラインに影響が大きい体の構成要素は、脂肪とタンパク質(筋肉)です。

【脂肪=余分な物で減らしたい!】
【タンパク質=ボディラインにメリハリをつける、太りにくい体にするから増やしたい物!】

上記をより効率的に行うためには、食事制限だけではなく運動も行うべきです。脂肪を燃焼するための有酸素運動と、筋肉(タンパク質)を増やすための筋力トレーニングが必須になります。

運動をしてもなかなか脂肪が減らないとお悩みの方、なぜ脂肪があるのかを考えてみてください、それは簡単に言えば脂肪はエネルギーの貯金です。(その他にも脂肪には様々な働きがありますが今回のテーマとずれるので割愛します)皆さんも貯金を切り崩す生活は好みませんよね?一度蓄えたものを手放したくないのは、体も一緒です。

流行りのダイエットで失敗ないために

基本的に、体の仕組みや生理学を学ぶ必要がありますが、小難しいことを覚えたくないという方は、ジムにいるトレーナーや、掛かり付けのドクターなどに質問をぶつけてみることをオススメします。

すぐに体重が減るなどの謳い文句で出ているダイエット法などは、具体的に体の中の何が減ったから体重が減ったのか、またなぜそれが減ったのかなどのエビデンスが欠けているものがほとんどです。(なかにはエビデンスがしっかりしているものもありますが)

気候や個人差などにより上下しますが、人間は一日に約2リットルの水分が尿や汗などで体外に排出されているといいます。単純に考えれば1日何も摂取しなければ2ℓ=2kgの体重減が見込めるということです。ですが、水分が抜けただけの体重減は、目的に対して全く意味がないものだと思います。

今の体は、長年かけて少しずつ少しずつ蓄えられ作られたものです、少し何かに取り組んでもすぐに変えられるはずがありません。急がば回れの言葉のように、遠回りなことが一番の近道であることの方が多いと思います。この記事が、焦らずじっくり自分の体と向き合い、考えることのきっかけとなればと思います。

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