よーし、運動するぞ!…なんて意気込んでみたものの、ほんのちょっとした出来事でジムから足が遠のいてしまうことってありますよね。自宅でトレーニングをしたり、近所でランニングしたり、なにかしら体を動かしているのならまだしも、ジムに通わなくなってしまうとソレすら億劫になってしまうものです。あのヤル気は何処へやら…。
ジム通いは趣味だ!
ジム通いの一番の敵は、ツラさでも、お金でも無く、単純に“飽き”です。2018年にスポーツ庁が公表した「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると運動・スポーツの頻度が減った理由のトップ3は「仕事や家事が忙しいから」(39.9%)、「面倒くさいから」(25.3%)、「年を取ったから」(19.9%)…すごく言い訳臭い理由ですよね。忙しいならはじめから通いませんし、面倒くさいというのが本音でしょう。
ジム通いは“趣味”です。趣味なので高い目標も必要ありませんし、自分なりに楽しむことからスタートしましょう。同調査で運動を継続している方の、運動・スポーツを行う理由の44.1%が「楽しみ、気晴らしのため」でした。
夢中にならなければ何事も続きません。最初はモチベーションも高く楽しめますが、モチベーションが下がり、ジム通いが義務になってしまえば、誰だって面倒臭く感じてしまいます。
ジム通いを楽しむコツ
とはいえ、中々ワークアウトを楽しむ段階へ進むのは難しいものです。何かしらの目に見える成果が出れば、楽しみも見い出せますが、それまでの間はどうすれば良いのでしょうか?
プログラム参加
大きなスポーツジムやフィットネスクラブに通う方は、プログラムへの参加を検討してみてはいかがでしょうか?ヨガやダンスエクササイズなど、楽しみながら鍛えることに特化しています。
ほかの趣味と絡める
どうしてもジムを趣味にできないなら、ほかの趣味の為にジムに通えば良いんです。例えばゴルフ、ボルダリング、テニス、登山、RANイベントへの参加など、また、変わり種としては楽器演奏や歌の上達の為に鍛えている方もいます。
専門家の対策術
Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長 中村 格子氏が「ウェルラボ(http://www.well-lab.jp/)」で公開した対策は以下の通りです。
ジム友だちを作ろう
ジムに行きたい気持ちはあるのに、継続できない……という人には、一緒に通える友人を探すことをおすすめします。ジムで友人を作れば、楽しく会話しながらトレーニングできるようになります。
トレーナーに相談する
トレーナーにどんな身体になりたいかを相談した上で、どんなメニューを組み、どのマシンをどれだけ使えばよいかを聞くことも重要です。またマシンの使い方が間違っていると効果は半減しますので、慣れない人は恥ずかしがらずに正しい使い方をトレーナーに聞くようにしましょう。ていねいに教えてくれるはずです。
達成しやすい目標やイメージでモチベーションを継続
目標を立てることも忘れてはいけません。運動は目標を達成できたときが一番楽しい瞬間です。「25mプールを何秒で泳げるようになろう!」「ランニングマシンで30分走り続けられるようになろう」などの達成しやすいタイムや数値の目標を立てるのがおすすめ。
また、体組成計で筋肉と脂肪の量を計測し、「筋肉を何パーセント増やす!」といった具体的な数値を目標にすれば、モチベーションは続くはずです。ほかにも、「ホノルルマラソン」をイメージして、実際にホノルルマラソンに出た気分で走ってみるのもおすすめです。
実際に聞いてみた!
実際にほぼ毎日ジムに出没するストイックな方に、どうして続くのか聞いてみました。答えは「会社の休憩時間に20分だけランニングマシンで全力疾走してストレス発散とか…そんな感じ」そんな感じでストレス発散に来ているようです。そのほかのトレーニングはオマケの様ですが、通っている限り、トレーニングに繋がる余地が残っているのは大きいですね。自分なりのジムの活用方法を探してみてはいかがでしょうか?
■ウェルラボ
>>筋トレ効果を最大化するウォーミングアップ法
http://www.well-lab.jp/201707/recipe/12622
>>筋肉痛で筋トレしても効果なし?疲労回復を早めるクールダウン(鎮静)法
http://www.well-lab.jp/201707/recipe/12626