ダイエットニュースフィットネス 2019.04.12

スロートレーニングは効果があるのか?

スロートレーニングは効果があるのか?

ゆっくりとした動作で行う筋トレ、スロートレーニング。よりトレーニングの効果が実感できると人気になりました。実践方法は簡単で、腹筋やスクワットなどの筋トレの動作を1回につき3秒など、ゆっくり行うだけです。個人的にもスロートレーニング派なのですが、実は「効果なし!」と考える人も少なくありません。

■スロートレーニング効果あり派

スロートレーニング効果あり派

・つらい!
同じトレーニングであっても、ゆっくり行うだけで相当つらく感じます。このつらさは効果の表れだと信じたい!

・筋肉の動きを確認できる
例えば腹筋をゆっくり行った場合、今、お腹のどの筋肉を使っているのか分かり易く、また、意識的に下腹を使うようにしてみたり、確認しながら調整することができます。

・関節への負担が少ない
変に勢いが付かないので、関節に無駄な負担をかける心配がありません。

■スロートレーニング効果なし派

スロートレーニング効果なし派

・筋肉が大きくなるかは疑わしい
スロートレーニングの方が筋肉が大きくなるという説に関しては疑問が付き物。「頻度」も重要な要素とされている為、同じ時間でも回数をこなす方が効果的という説と対立しています。

・ポイントを鍛えられない
スロートレーニングは、余計な力が入りやすいのです。例えば胸を鍛えるつもりが腕に力が入ってしまったりと、力を逃がしてしまいがち。

・筋肉のリスク
スロートレーニングは関節には優しいけど、一般的なトレーニングよりも長い時間筋肉を刺激しているので炎症を起こしてしまう可能性も。

■どっちが正しいの?

どっちが正しいの?

どっちが正しいのか、これに白黒付けることは意味が無いかもしれません。っというのも、筋トレですし効果があればそれで良いですよね。実際に実践してみて効果が出た方が正解なのです。

■自分に合うか確かめよう

自分が鍛えたい筋肉を使うことこそが全てです。狙った筋肉をしっかり使えて、かつ、関係のない部位を無駄に鍛えてしまわない方法を選んでみましょう。

また、三日坊主にならず続けられるかどうかも重要です。ハードに回数をこなすことにやりがいを感じる方もいれば、スロートレーニング独自の筋肉が動く感覚を楽しめる方もいます。

■スロートレーニングを実践する会社も

平成23年より、実に7年以上スロートレーニングを含む「健康経営運動」を行っているのは健康美容食品の販売を手がける株式会社協和(新宿区)です。元オリンピック選手兼社員の柳澤哲氏がプログラムを手がけており、内容としてはウォーミングアップ2種+部位別2種(日替り)を実施。筋肉トレーニングよりもダイエットの側面が強いようで、朝の実践で日中の代謝を上げ脂肪燃焼を促進しています。

トレーニングの効果としてはメタボリックシンドロームの割合が全国平均よりも断然低いという結果が出ました!平均値14.4%のところ同社では4.8%(-8.6)、また予備軍も平均値11.7%のところ9.6%(-2.1)とメタボになりにくい環境作りに成功しています。

効果が出ているだけあって、プログラムが中々ハードな上に、スロートレーニング以外の取り組みも大きく影響しているように見受けられます。

【トレーニングメニュー】
・朝のスロトレ:15分、部位は日替わり
・朝のフェイトレ:内容は日替わり
・歩数計の無料配布&表彰制度
・スタンディングデスク導入
・スニーカー通勤可
・階段の利用促進:オフィスは9階
・ウォーキングイベント

毎日9階まで階段で登って15分のスロートレーニングをしているというのがすごいですよね。同社は東京都からオリンピック・パラリンピック準備局が定めた平成30年度「東京都スポーツ推進モデル企業」に認定されています。

参照:
平成30年度「東京都スポーツ推進モデル企業」に認定!毎朝の「スロトレ」で、メタボ予備軍が平均値より8.6ポイント下回る!

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