季節は進み、外はだいぶ暖かくなってきましたが、この先、夏場になると意外と「足がむくむ」「肩こりや頭痛がひどくなる」女性の方は特に毎年悩まされる方が増えています。
その「むくみ・肩こり・頭痛など」は、エアコンによる「体の冷え」が原因になっていることが多いようです。
この記事では、そんなお悩みを解消するための方法をご紹介します。
そもそも「冷え」ってなに?
エアコンの効いている同じ部屋にいるのに、圧倒的に女性の方が冷えを感じると思いますが、それはいくつかの理由があります。
理由①:体内で熱を作りづらい
代謝をによって「運動エネルギー」や「熱エネルギー」か作られます。代謝は筋肉量を増やすことで増えます、体重に対しての筋肉量は「男性:約40% 女性:約36%」ですので、元々女性の方が代謝が少なく熱エネルギーを生み出し難いと言えます。また間違ったダイエットなどで筋肉量を減らしてしまうと慢性的な冷えを引き起こす可能性もあります。
理由②:血行不良
自律神経の乱れなど、体の中のバランスが崩れると血流が滞り、全身に熱を送れなくなってしまします。エアコンのきいた部屋と熱い屋外を出入りすることで、血管が収縮・拡張をすることでも起こります。
理由③:水分を貯めすぎてしまっている
「1日2リットルの水分を補給しましょう」とよく言われていますが、それは、しっかり汗をかいたり排尿したりして、水分代謝が良好の方の場合です。熱中症対策で水分を多めに取ることは大切ですが、水分代謝が良くない状態でそれをやってしまうと体に水分が溜まってしまい、それが冷えの原因になることもあります。特に女性の場合、生理前に黄体ホルモンが増える事によって水分が溜まりやすくなる時期がありますのでとくに注意が必要です。
主な原因3つを上げましたが、これらが其々作用することで「冷えと同時にむくみ」を感じたり、「冷えと肩こり」など、冷えと同時にほかの症状を感じる方が多いです。
冷え対策には2種類のアプローチ
2種類のアプローチとは「簡易的に即効性がある対策」と「根本的に体質改善をする」の2つを指しています。
即効性がある対策
・羽織るものやブランケット、アームカバーを用意しておく
まずは、冷やさないことが大切ですので、温かい格好をすることは有効です。
・温かい飲み物を飲む
温かい飲み物で体温が上がるのをサポートし、さらにデトックス効果や利尿作用があるものが良いでしょう「生姜湯・緑茶・玄米茶・ジャスミンティー・ハーブティー」などがオススメです。
・簡単な体操・ストレッチ・マッサージ、。
滞っている血流や水分(むくみ)を流してあげることで、熱が全身まで行き渡るようにしましょう。
根本的な体質改善
・入浴方法を改善する
シャワーだけで済ませている人は、湯船につかる習慣をつけましょう。半身浴も効果的です。湯船に浸かると体温上昇だけでなく、水圧によって血行が良くなったり、リンパ液が押し上げられますのでむくみの解消も期待できます。
・体を温める食品を取るようにする
卵、チーズ
にんじん、れんこん、しょうが、カボチャ、タマネギ
玄米、そば
紅茶、プーアル茶、ウーロン茶、ココア、日本酒、紹興酒
上記は体を温めてくれる食品例です。
・運動習慣をつける
筋肉が増えれば代謝もUPしますので、生み出す熱も増えますし、下肢の筋肉にはポンプ作用がありますのでトレーニングをすることで血行不良の改善も期待できます。トレーニングジムに通うことも大切ですが、まずは生活の中で始められることから初めてみてはいかがでしょうか、例えばお風呂の前に必ずスクワットやつま先立ちをする、1駅分歩く、お買い物はあえて遠くのスーパーまで歩くなど、できることは多いと思います。
即効性があるものでその場を凌ぐことは、とても大切ですが、やはり同時に根本的な体質改善を目指すことをオススメします。