ぼけ予防としても期待されるヨガ。スタイリッシュな女性の習い事といったイメージあがりますが、自重で気軽に体力作りとストレッチができることから、シニア世代にも取り組みやすい健康法として人気が高まっています。
そんな中、株式会社MoffがiPad用アプリ「ADLのためのシニアヨガ」をリリースしました。ADLとは生活の中で当たり前に行っている習慣的な行動(日常生活動作)のことです。「ADLのためのシニアヨガ」では、シニア世代の日常動作に基づくヨガを提案しています。介護職員向けのアプリのようですが、健康トレーニングとして、かなり役に立ちそうです。
その項目は、食事、移乗(車椅子からベッドへの移動)、整容、トイレ動作、入浴、歩行、階段昇降、着替え、排便コントロール、排尿コントロールの10種類。例えば「トイレ動作」では、トイレに実践できる手先のストレッチや体幹の強化、股関節周り柔軟性アップを目的としたヨガを紹介しています。
この10種類の日常動作が選ばれたのには根拠があります。厚生労働省の公表によると平成30年度介護報酬改定で通所介護(デイサービス)に新たにADL維持等加算が追加されました。その名のとおり、日常の行動や動作を維持できるようにする為のもので、バーセルインデックスという評価方法で算出されます。
「ADLのためのシニアヨガ」の項目はバーセルインデックスにある日常動作で、その維持と改善を目指した内容になっています。今後は、バーセルインデックスの項目だけではなく、安眠やリラックス、ストレス解消など、シニア世代の課題にマッチするメニューが随時追加される予定です。
人生100歳時代と言われていますが、自分のことが自分でできるのは何歳まででしょうか?できれば人のお世話になりたくは無いですよね。日々の生活にヨガを取り入れることで健康と長寿、介護要らずの体作りに繋がるかもしれません。
【サービス名】ADLのためのシニアヨガ
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000196994.pdf
【提供開始日】 2019年3月7日(木)
【対応端末】 iPad
【App Store URL】 https://itunes.apple.com/us/app//id1447479772
【価格】オープン価格
※モフトレを導入いただいた施設は、「ADLのためのシニアヨガ」を無料でご利用できます。
お問い合わせ先:https://jp.moff.mobi/?page_id=3834
※「モフトレ」はMoffと株式会社三菱総合研究所、株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団との共同事業です。 モフトレ:http://www.moff-training.jp/
参照:
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000196994.pdf
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000009514.htm